2013年6月11日火曜日

サッカー選手における食物アレルギーに関する指針が通達されました

近年食物アレルギーやアナフィラキシーという言葉をよく耳にします。どちらのチームにも「アレルギー体質で食べ物にも、原材料名等を確認してから与えている」というような選手もいることと思いますが、時には子どもたちの生命に関わることもあります。今後はアレルギーとその対応について十分に理解しておくことが必要となるでしょう。

日本サッカー協会より食物アレルギーを持つ選手に対する対応の指針(推奨)が通達されました。(抜粋)

◆食物アレルギーとは

  • 「食物アレルギー」とは、「アレルギーの原因となる特定の食材」を、特定の選手が摂取または皮膚・目・口・などの粘膜に付着して生じるアレルギー反応である。
  • 「アナフィラキシー」とは、即時型の反応で、皮膚・呼吸器・消化器などの多臓器に症状が現れ時に血圧低下などのショックを引き起こす。
  • 「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」とは、アレルゲンとの接触と運動負荷で起きる場合をいう。
  • 「原因となる特定の食材」として、卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生の7食品は、表示が義務づけられている。
◆食物アレルギーの対応
  1. 食物アレルギーの有無について、情報を文書(別添1)で収集する
  2. 選手が未成年であれば、病院(主治医)、保護者、学校と綿密な連携を図る
  3. 指導者用チェックリスト(別添2)等を利用し、情報の収集および対応の確認をする。
  4. 「アナフィラキシー発症時の対応フロー」(別添3)に従い対応する。
◆遠征時(外食をともなう場合)の対応
  1. 指導者要チェックリスト(別添2)に基づき、治療薬の準備、症状出現時の医療機関の事前確認
  2. 原因となる食物の除去が明確でない際は、本人や保護者が代替食の準備をおこなう。
  3. 宿泊をともなう遠征については、保護者の付き添いを依頼する。
◆ 同意書 例

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